ロマンス語の感覚を身につける

こんにちは。

今日は、
一つの外国語を使って5つの外国語へアプローチする方法を探ります。

 

第一外国語をスペイン語とします。

そして、
つかう外国語は

英語
フランス語
スペイン語
ポルトガル語
イタリア語
(ラテン語)
です。

 

変換する文章は、

①SVOのかたち
②主張+理由+主張の言いかえ
③280字(アルファベット文字)

つまり、
TWITTER仕様です。

とういことは、

この文章を使って、
外国に住む日本語ではない言葉ではない人たち、
に向かってリツイート+コメントします。

すぐに使うこと、
しかもコミュニケーションに使うこと。

 

詩人 ハイネの言葉

今回取り上げるツイートは、

です。

 

“La verdadera locura quizá no sea otra cosa que la sabiduría misma que,
cansada de descubrir las vergüenzas del mundo,
ha tomado la inteligente resolución de volverse loca”.

Heinrich Heine

こちらは、
スペイン語です。

 

 

1. おおまかに意訳してみる

これは、ハイネの言葉です。

ハインリヒ・ハイネ
1797年~1856年
ユダヤ人の両親。織物商の父と、銀行の一族の母。
商人→法律家→ボン大学でA・W・シュレーゲル→ベルリン大学でヘーゲル→職業作家/ジャーナリスト
1831年→パリ移住。多数の芸術家と交流。若き日のマルクスとも。
ハインリヒ・ハイネ Wikipediaより引用

おおまかに意訳すると

意訳1

おそらく、本当の狂気とは、知識そのもの以外にありえないだろう。
それは、世界の羞恥を発見することに疲れていて、
それはもう、狂気に戻るというインテリジェンスな解決策を取ってしまったのだ。

 

という感じです。

ポイントは、

  • 辞書を見ないで、最後まで翻訳してみる
  • 自分の語彙で訳す
  • ズレがあっても良しとする

locuraについて

locura
を「狂気」としましたが、
さて、どうでしょう?

ここでCollins辞書を使ってみましょう。
日西辞書をつかうより、英西辞書を使うことになれたほうが
結果的にいい、という判断をします。

collinsdictionary.com

すると、

1. (= no cuerdo) mad ⧫ crazy
¿estás loco? are you mad or crazy?
no seas loco, eso es muy arriesgado don’t be stupid, that’s very risky
una brújula loca a compass whose needle no longer points north
estaba loco de alegría he was mad or wild with joy
andar or estar loco con algo (= preocupado) to be worried to death about sth; (= contento) to be crazy about sth

collinsdictionary.com より引用

という説明が。

Don’t be stupid.

は、わかりやすいですね。
2018年のぼくの語彙に訳すと

どうかした?

です。
(ほとんど日常でつかわないですが)

loco:mad,crazy,be stupid,be risky

「あたまの悪さ」くらいに
分かりやすくした方がいいかもしれません。

そうすると
sabiduría
も、「すぐれた知識」くらいのほうが
バランスがいいかもしれません。

 

意訳2

おそらく、本当のあたまの悪さとは、すぐれた知識そのもの以外にありえないだろう。
それは、世界の羞恥を発見することに疲れていて、
それはもう、あたまの悪さに戻るというインテリジェンスな解決策を取ってしまったのだ。

 

 

2018年の日本の話し言葉へ変えてみましょう。
TWITTERでつぶやかれるくらいのカジュアルさで。

ほんとの狂気って、
すっごい賢いってことと同じ。

世の中の恥ずかしさを見つけることに疲れちゃって、
狂気に戻るっていう、
優れた解決策をとったんだね。

きっと。

#ほんとの狂気
#優れた解決策

 

いまの言葉を使うことで
外国語が体に入ってきます。

 

 

2. スペイン語をSVO分解

 

では、
スペイン語に訳されたハイネさんの言葉を
SVO分解してみます。

1ピリオド1動詞
という原則から、
メインの文章と、
そこから枝分かれしたサブの文章(従属文)に分けてみます。

 

La verdadera locura quizá no sea otra cosa (メインの文章)
→que la sabiduría misma (otra cosaとのイコール名詞)
→ que (la sabiduría mismaの接続詞)
→cansada de descubrir las vergüenzas del mundo, (la sabiduría mismaの形容詞句①:不完全文)
→ha tomado la inteligente resolución de volverse loca. (la sabiduría mismaの形容詞句②:不完全文)

 

つまり、
この文章のメインは
La verdadera locura quizá no sea otra cosa
です。

 

3. Google翻訳で、ロマンス語展開

では、
ここからは、Google翻訳を使わせていただいて、
一気に

フランス語
イタリア語
ポルトガル語

に変換します。

 

兄弟のロマンス語同士の変換は、
大きな意味上の語訳は生まれにくい、という仮説です。
(構造を見た目でつかむために、→で階層化したテキスト表示のほうを使います。)

また、インド・ヨーロッパ語全体への、類推の感覚を養います。

 

スペイン語
La verdadera locura quizá no sea otra cosa que la sabiduría misma
→ que
→cansada de descubrir las vergüenzas del mundo,
→ha tomado la inteligente resolución de volverse loca.

 

フランス語
La vraie folie ne peut être que la sagesse elle-même,
→fatigué de découvrir la honte du monde,
→elle a pris la résolution intelligente de devenir folle.

本当の狂気:La vraie folie
知識そのもの:la sagesse elle-même
世界の羞恥:la honte du monde
狂気に戻る:devenir folle

 

イタリア語
La vera pazzia può essere nient’altro che la saggezza stessa,
→stanco di scoprire la vergogna del mondo,
→lei ha preso la risoluzione intelligente di impazzire.

本当の狂気:La vera pazzia
知識そのもの:la saggezza stessa
世界の羞恥:la vergogna del mondo
狂気に戻る:impazzire

 

ポルトガル語
A verdadeira loucura pode não ser senão a própria sabedoria,
→cansado de descobrir a vergonha do mundo,
→ela tomou a resolução inteligente de enlouquecer

本当の狂気:A verdadeira loucura
知識そのもの:a própria sabedoria
世界の羞恥:a vergonha do mundo
狂気に戻る:enlouquecer

 

 

ラテン語も、語源感覚を広げるために。
(覚えるというより、触って、慣れておく)

Quod sint vera insania est non esse aliquid simile sapientiae,
→taedet confusiones, comperto itinere mundi,
→Quae capta sunt ab eo senatus insanus et intelligentes.

本当の狂気:vera insania
知識そのもの:simile sapientiae
世界の羞恥:itinere mundi
狂気に戻る:impazzire

 

 

4. 最後に英語からドイツ語へ

どうして、
最後に英語→ドイツ語の流れなのでしょう?

 

それは、
英語の語源のおよそ50%が
ドイツ語だからです。

 

では、
スペイン語→英語

そのあと、
英語→ドイツ語
に行ってみましょう。

 

英語
True madness may be nothing other than the wisdom itself,
→tired of discovering the shame of the world,
→has taken the intelligent resolution of going crazy.

本当の狂気:True madness
知識そのもの:wisdom itself
世界の羞恥:shame of the world
狂気に戻る:going crazy

 

英語、
ここにきて見ると、
安心しますね。

見たことがある単語がたくさん。
ほっとします。

 

ドイツ語
Wahrer Wahnsinn kann nichts anderes sein als die Weisheit selbst,
müde, die Schande der Welt zu entdecken,
hat die intelligente Lösung genommen, verrückt zu werden.

 

分からない……

正直、ぼくは
ほとんどドイツ語学習を日本語でしていません。

大学4年間、
ドイツ語の辞書をずっと読んで、
書いて、
音読していました。

なので、
音はわかるし、発音ある程度できます。

でも
意味はほとんどわかりません。

 

知っているのは、

①大文字始まりの単語:名詞
②動詞は文の2番目に配置される
③わたし:Ich
④あなた:Sie
⑤彼女:sie
⑥英語のhave:haben
⑦英語のwhat:was

です。

これからは、
ドイツ語もアウトプットしていきます。

 

5. まとめ

いろんな「本当の狂気」を表す単語がありました。
locura
La vraie folie
La vera pazzia
A verdadeira loucura
vera insania
True madness
verdadera locura

 

いろんな「本当のすぐれた知識」を表す単語がありました。
la sabiduría
sagesse
la sabiduría

いったん
今日はここまで。

ツイート構成を考える

 

ここからは、翻訳した日本語をTEITTER世界に投下しましょう。

構成は、

  1. コメントで感動と感謝を伝える
  2. リツイートで日本語訳を記載する

コメントで感動と感謝を

素直な言葉を外国語に載せます。

ここでは
現代ツイート語
を使う必要はありません。

むしろ、外国に一人でいる状況で、どうしてもこの気持ちを伝えたい、
その気持ちの部分だけを言語化します。

Me afecta mucho! Aunque ser locura no es tan facil en Japon.

 

リツイートで日本語訳を

 

日本語訳は先ほど現代ツイート語訳したものを採用しましょう。

ほんとの狂気って、
すっごい賢いってことと同じ。

世の中の恥ずかしさを見つけることに疲れちゃって、
狂気に戻るっていう、
優れた解決策をとったんだね。

きっと。

#ほんとの狂気
#優れた解決策