つまずきと停滞のあとに

19才から40才の21年間。
語学的な成長速度は自分が期待する以上に遅い。

でも、今の視点で「英語の基本構造」や「SVOの内容」を理解すること。
そこには、15才のぼくでは感じることができなかった種類の喜びがある。

様々なつまずきと停滞のあとに。
それでも愚直に、遅々とした一歩を繰り返してきたからこそ見える世界を、今のぼくは見ている。

自分を赦し、生き残ったことを深く肯定することができる。
懐かしい未来の映像を、再生することができる。
何度でも。

15才のときに、コペンハーゲンで生まれた意志。
それは今も消えずに、街の夜を照らしている。
その夜に、今もぼくは暮らしている。