メンタルキープのために
結局、今の辛い現実の先に自分の理想を仮定するからこそ、分析と改善に価値を見出すことができます。つまり「理想の状態のイメージ」が前提条件として無い「分析と改善」には、現実を変化させる力は宿らない。
そのためには、まず
- 自分のコンディションを整えること
- その方法を知っていること
が大切です。
なぜなら「接客販売をして働くこと」は、経験がない方が想像するよりも、さらに過酷で残酷だからです。これは、「理想の状態のイメージ」を想像できる自分を準備するプロセスです。
自分のコンディションを整えるアクションリスト
- 良い睡眠
- 朝、出勤前に、今日一日の最高の流れをイメージする
- 常に最善のイメージを映像化
- それを行う前に、自分はできると信じて行動する
- 自分に前向きな言葉をかける
- あきらめない心
- 自分を赦す
セルフトーク(自分との対話)
以下は、ノートに書き、休憩の前後、バックヤードで繰り返していた言葉です。
- 他人を変えることはできない。でも、自分を変えることはできる
- 目の前の「達成不可能の仮面」をかぶった出来事を、いかに達成可能と感じられるようにするか
- 乗り越えるのは、昨日の自分。隣の他者ではない
- 昨日の自分より、3mmだけ進む
- 3mm × 365日 = 1m9.5cm
- 1m9.5cm × 2年 = 2m19cm
- 1m9.5cm × 3年 = 3m28.5cm
- 1m9.5cm × 10年 = 10m95cm
- 1m9.5cm × 20年 = 21m90cm
- いかに周囲の人々を褒め、軽い気持ちにすることができるか。
- お客様から最後に「ありがとうございました」と言っていただける接客
- そこから逆算し、アクションの積み上げをイメージする
モチベーションを最も向上させるのは、成果を出すこと
初めて仕事として接客販売をした3ヶ月は、大変でした。
当時は「初めて出会う女性に数分で数千円〜数万円のアクセサリーを買っていただくこと」は不可能に思えました。ポケットに収まる小さなメモ帳に接客内容を記載し、帰宅後、成果と改善点をまとめ、休日には書店で販売接客の本を読み漁る日々。
「成果を出すこと(買っていただく接客販売の経験を得ること)」が、モチベーションの向上に最も良い影響を与えました。
そのために行ったのは、トレーニング項目を設けること。
トレーニング項目を設けることで、漠然とした販売接客の全体像に対して、分析・改善を行い、再現性を発見していきました。
トレーニング項目
以下の項目に対して、知識・経験を蓄積し。、仮説と戦略を立てて、販売員としての自律性を育てていきました。
- 商品知識
- 接客技術
- 業務知識
- 来店中のお客様の情報共有
- お客様を楽しませる/喜ばせるためのテンションキープの方法
- ミーティングの効果の共有と、実践