中学生の勉強法 ver.2.0(石田勝紀著)

勉強方法の前に知っておきたい 『5つの重大法則』

「(心の奥底で)思ったことは実現する」という法則

できる自分を作る秘伝1. 言葉の種類に気をつける

 マイナス言葉をできるだけ使わない(自分で自分を潰さない)
 →「勉強できない」「やりたくない」「めんどくさい」

 できる限りプラス言葉を使う
  →「どうして間違っているんだろう」「へー。面白いね」「これ面白い!」

どのゾーン (層)で生きていく?

できる自分を作る秘伝2. 決めたゾーンに必ず行ける。

だから自分のハッピーゾーンを自分で決める。オール5?オール4?.(オール3以下は頑張らなくても取れる)「できれば…」では実現しない

「決めるか決めないのか」だけの話自分で決めたら必ず近づく

人と比べてもまったく意味がない

できる自分を作る秘伝3. 人と比較しないと伸びていく

間違い・失敗はどんどんするように

95%の考え:間違い/失敗 = 良くないこと/悪いこと

5%の考え:間違い/失敗 = 宝(オール5を取る人の割合と同じ)
 →間違いをした時に頭が良くなってい
 →間違ったら「ラッキー!」「なぜ間違うんだろう?」と言う
 →なぜ間違ったかが分かると、それは宝になる

本気で成績を上げようと思っている?

できる自分を作る秘伝5. 本気でやれば必ず願いは叶う

「本気で成績を上げようと思っている?」
 →「本気であげる」と決意した人は100%上がる
 →「本気であげる」と決意した時点で、君は80%成功している
 →あとの20%は、次の方法をやるだけ
 →「できれは上げたい」人は効果はあまりでない

『上位5%の生徒がやっている勉強法』

毎日の学校と家でこれだけはやっておく

学校の授業の受け方

1. ノートの取り方

 ・日付は必ずいれる→自分で試験範囲が分かる
 ・先生が話して黒板に書かなかった重要そうなことを書く
  →先生のお喋りはテストに出る部分

 ・蛍光ペン/ボールペンを自由に使って遊ぶ
  →自分だけのオリジナルのノートを作って楽しむ

2. 問題集の使い方

 ・絶対、問題集に答えを書き込まない

 ・原則、問題集は3回繰り返す
 →人は忘れる動物・3回繰り返すと頭に入る

 ・原則、1回目に解けた問題は2回目は解かない。2回目に解けた問題は3回目は解かない

 ・間違えた問題はカッコに蛍光ペンで色をつける(2,3回目も間違えたら、それぞれ色を変えて色をつける)
 →1回目は「できる/できない問題の仕分け」。間違いの数は気にしない
 →どんどん色をつける

   →3回やっても間違えた問題 = テストに出る問題 = 宝

 ・間違えた問題はその場で解説を見て理解する(分かったという感覚を体験する)
 →回答解説を読んでも分からなければ、付箋を貼り、後日先生に聞いて必ず解決する
 →先生に聞くことがオール5との分かれ道。

3. プリントの使い方

 ・プリントを配られたら日付をすぐに付ける
 →テスト範囲がすぐに自分で分かる

 ・ファイリングして保存する →あとで楽。無くしたり順番が分からなくならないから
 →おすすめは、色別のクリアファイルに日付順/科目別に入れる
 →定期テスト前に使う。問題はプリントから出る確率が非常に高い

家での勉強。家で何をやるか?

1. 宿題。一番優先順位が高い
2. 数学をやる。絶対条件。学校で使っている問題集を使う

・理由:テスト前の期間でほとんどやらず、普段やっておいて完成させる。数学は時間がかかるため。テスト前だけでは終えられない。テスト前に数学をやる生徒は、全教科の点数が悪い

・基本1:学校で終わった部分の問題を解く

・基本2:問題集を3回転。3回やっても間違えた問題を試験勉強時間に行う

・基本3:「できない問題→できる」までその問題と徹底的に向き合う

・余力あれば、次回の試験範囲の問題をやる

数学の注意点

・数学は学校で終わった部分だけ。予習はやらない

・計算ミスで間違えた問題は、できた問題として処理する
 →計算ミスは数学ができないのとは別の問題
 →試験本番中の見直し方法しか計算ミス対策はない

・やることがなくなったら、前の部分(1回やって間違った問題)をやる

・次回の試験範囲になりそうな部分を合計3回転させておく

テスト前には、「3回やって間違えた問題だけやる」ために「3回間違えた問題」を集めておくように!それがテストに出る問題だ!

・数学はやってもわからないということがあるので、わからない問題には付箋を貼って、学校の先生や誰かに聞く。これをやらないと勉強とは言わない

3. 英語をやってもいい

・時間があればやってもいい
・テスト前は、理社などの覚える系の科目に全力投球
・平常の日に数学をやってしまう

高得点を取る中学生はテスト前にこうやっている

いつからテスト勉強をし始めるか?
・中間テスト:10日前
・期末テスト:14日前(科目が多いから)

どのように計画するか?
・試験勉強期間を3つに分ける

step1(テスト14日前~7日前). 覚えようとしない段階:音読/黙読/ノート書き写し

まだやる気がない段階。適当にやっていい。覚えてはいけない。ボケーと読む/書くだけ。後々すごく力になる
・英語
  試験範囲の教科書 “2回音読”

・数学
  これまでやった問題集で間違えた問題を回転
   →範囲すべての問題を解く時間はないため
   →テスト期間に入る前の平常の期間に、すべて数学は終わらせておく

・国語
  ノートに書いてあることを教科書に書き込んでから
  現代文:黙読5回
  古文/漢文:音読2回

・理科/社会
  教科書の黙読3回(歴史のみ5回・地理は省く) 
  ノートまとめ(ノートに書いてあることを別のノートに書き写すだけ)

step2(6日前~2日前). 覚える段階:重要用語を覚える/問題集3回転

 step1.を習慣的に行うと、だんだんやる気になってくる。覚えることに集中。暗記ペンを使い、問題集を繰り返す

英語
  問題集があれば3回転し、最後に、新出単語のテストを行う

国語
  プリントや問題集があればそれを解く
  なければ、ノートに書いてあることを理解し覚える

理科/社会
  暗記ペンで隠して繰り返しテストをする
  問題集があれば3回転する

step3(前日). だめ押し段階:テスト前日の1日

 問題集/小テスト/3回間違えた箇所をもう1度テスト。丸ごと覚える。短期記憶でいいから覚えるのがコツ。すると自己最高得点が取れる

・前日:翌日の勉強のみ

・翌日数学のテストがある時:午後10時までに寝る

・当日:早めに教室に入る。テスト開始ギリギリまで最終確認。 特に暗記系に集中

確実に点数が取れるスケジュールの立て方

■英語のやり方

1. 音読20回

2. 問題集3回転+新出単語テスト

3. 3回やっても間違えたものをだめ押しで覚える

まずは音読2回から入る。コツ覚えようとしないこと。ただ読んでいればいい
  →ただし日本語訳を対照させながら
  →すると、穴埋め問題、並べかえ、整序語順問題、訳の問題はすべてできるようになる

口が覚えているので。回数は20回
  →これ以下だと効果はあまりない
  →また20回以上は何回音読しても効果は同じ

そして2の段階で、問題集をやり、最後に新出単語のテスト
  →新出単語の記憶は最後の段階でやる。最初にやってはダメ
  →脳は新しいことを覚えることに抵抗する
  →だから、音読、問題集をやって見慣れた単語にしてから、最後に新出単語という順番
   →最後の段階で、新出単語のほとんどはわかるようになっている

■数学のやり方

1. 平常の期間に3回解いても間違えた問題だけをやる
・テスト前の勉強期間(7日前とか10日前)に数学はほとんどやらない
・数学は日常、 平常の期間の勉強で終わっている
・ 平常期間に3回やっても間違えた問題だけをテスト前の勉強期間中にやる
  →テスト前の勉強期間中の数学の問題数はそんなに多くない
  →時間も短くてすむ

・3回解いても間違えた問題 = テストに出る問題

・この期間中に数学に多くの勉強時間を費やす生徒は全科目の点数が低い

■国語のやり方

1. ノートに書いてあることを教科書に書き込んで5回黙読

2-1. 教科書準拠問題集(学校使用)を3回転

2-2. プリントの問題も3回転

2-3. 新しい漢字のテスト

3. 3回やっても間違えたものをだめ押しで覚える
  *古文と漢文は外国語扱いと考えて、英語と同じやり方で行う

・最初に、授業で先生から聞き取った話をくまなく教科書に書き込む
 →試験と関係ないような情報に見えても、実は内容と深く関わっている
  →すべて書き込む

・黙読: 細かい書き込みも含めすべてを5回黙読
  →古文/漢文は、日常生活は使わないから「外国語」として考え、英語のやり方で取り組む

・短時間で効率よく国語を勉強するのに便利なのが、教科書準拠問題集
  →先生からの要望も組み込まれて何度も作り直されている
  →テストによく出る問題だらけ
  →「よくでる」マークで示してある箇所を中心に勉強する手もある
  →新しい漢字や覚えにくい古文/漢文は、マークを活用して勉強する!

■理科のやり方

1-1. 教科書の試験範囲部分3回黙読

1-2. ノートに書いてあることを別のノートに書き写す

2-1. 重要用語を暗記ペンで塗り、3回転テストする

2-2. 教科書準拠問題集(学校使用)を3回転

2-3. プリントに問題があればそれも3回転

3. 3回やっても間違えたものをだめ押しで覚える

・理科はまず教科書の試験範囲部分を3回黙読
  →読めない漢字や記号、わからない公式や図表などには、蛍光ペンを塗る、囲むなどして、印を付けるのも◎

・次に、理科の授業で先生から聞き取った話を別のノートに書き込む
  →覚えようとせず書き写すと、写経のように覚えてしまうことも
  →✨ただし、学校の授業でプリントを使っている場合は、プリントに書いてあることを別のノートに書き写す作業は大変だから、これは飛ばして2の重要用語の暗記ペンから入ってね

・数学の計算や公式を使って解く問題が多い物理・化学、慣れない用語が大量で、暗記が多く考えさせる問題が多い生物 地学があって、「数学より」なのか、「暗記より」なのかで、勉強の仕方も少しは異なる

・だがどちらも、解き方の方法を理解して、正解までたどり着く点では同じ

・これを要領よく学習できるのが教科書準拠問題集

■社会のやり方

1-1. 教科書の試験範囲部分5回(公民は3回)黙読(ただし地理除く)

1-2. ノートに書いてあることを別のノートに書き写す

2-1. 重要用語を暗記ペンで塗り、3回転テストする

2-2. 教科書準拠問題集(学校使用)を3回転

2-3. プリントに問題があればそれも3回転

3. 3回やっても間違えたものをだめ押しで覚える

・社会には、 「地理」 「歴史」 「公民」と3つの分野がある

・ 「歴史」の教科書の試験範囲部分を5回
・「公民」は3回黙読
・これだけでも時間がかかるから「地理」は黙読を省く
・ノートの内容を別のノートに書き写す作業は3分野とも必ずやること

・ただし、理科と同様に、学校の授業でプリントを使っている場合は、プリントに書いてあることを別のノートに書き写す作業は大変だから、これは飛ばして2の重要用語の暗記ペンから入ってね

・重要用語を暗記ペンで塗って、 オリジナルな問題集で3回転テストしたら、学校で使っている教科書準拠問題集も3回転。特に「地理」は、教科書の黙読を省いた分、教科書準拠問題集に登場する、見落としがちな資料、地図、表など、そして、そこに出てくる地名や用語などを、すべて頭にたたき込んで覚える気持ちで問題を解こう

・「歴史」や「公民」も同じ。資料や図、表を丸ごと覚えて、自分で何も見ずに絵として描けるくらいまでに仕上げる

・この「覚えるぞ!」という緊張感と集中力こそ、覚える時には大事で、これらは「訓練」できたえられる。実際のテスト問題を解く時にもこの訓練で身に付いた力が発揮される

勉強スケジュールの考え方

■見れば分かること
・見ればわかる通り、繰り返しの作業が多い
・だから、時間が足りないことがわかる
・なので、テスト勉強期間中は時間がある限り勉強する
・そうしないと時間が足りない

■曜日ごとの学習時間
月曜~金曜:1日あたり3~4時間
土日:8~10時間

・でもこれってテスト前だけの年間4~5回しかない
 →この期間ぐらい「本気」で点を取ろうと思っていれば、絶対に行動できるようになる

■スケジュールの立て方
じゃあ、どんな感じで、スケジュールを立てるのか
・90~91ページのような感じ
・このサンプルは、「塾に行っていない」 「部活は停止している」 「習いごとはない」という状態でのパターン
 →塾や部活、習いごとがある場合は、さらに時間が削られていく

詳しい科目ごとの勉強法

 一どうせ勉強するなら、高得点を取ってしまえ!
 一英語/数学/国語/理科/社会/実技科目全般

新しいコンテンツを受け取るための登録はこちら。

詳細は、プライバシーポリシーをご覧ください。