大阪市住吉区の喫茶タンポポでサンドイッチを食べる(2019年9月)

喫茶タンポポ-玄関

「昔は喫茶店がすごく流行ってね。朝はみんな、仕事に行く前に喫茶店で朝ごはんを食べていっていたね。」

ぼくは厚い卵焼きが挟んであるサンドイッチを食べながら、店主さんの話を聞きます。

喫茶タンポポ-サンドイッチ

「へ~。忙しかったんですね」

「それでもコーヒーはサイフォンを2つ使って淹れてね。時間はかかるけど、それで怒られたことはありませんでした」

「そんな時代があったんです」

住吉大社を巡ったあと、ぼくはすぐ近くにあるオレンジ色の屋根の喫茶店にはいり、49年目を迎える喫茶店で休んでいました。

喫茶タンポポ-ガラスの壁

「フランス旅行にも行きましたよ。」

「フランスの喫茶店にも行ったんですか?」

「ええ。でも思ったほどおいしくなかったですね。日本の方がおいしいなと思いました」

「最近はスマホで見て来る外国の方も多くてね。英語でこの店のことも出るみたいですね」

喫茶タンポポ-店内

テレビの画面では順番に力士が現れ、相撲をとっています。

阪堺電気軌道の踏み切りが鳴っています。

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