コーヒーロースタリー&アンティークのギャラリー
この間、コンビニでSAVYを見ていたら、チョコレート特集と、コーヒー特集が。
気になるお店がいくつかあったので、雑誌を購入しました。
そのうちのコーヒーショップの1つが「WIFE AND HUSBAND」
堀川七条の西側に面した第2店舗。
さっそく、行ってみました。
1階はコーヒー豆の焙煎所
店内に音楽はなく、ひとつひとつの道具が、居心地よさそうに、静かに座っています。
耳をすますと、外国の空気や、過去の同じ趣向の人々の足音が聞こえてくるようです。
扉を開けて右手には、大きくてピカピカの焙煎機。その奥にはたくさんの種類のコーヒー豆と麻の袋。
2階は国内外のアンティークと事務所。フランスのものが多かった
2階に上がると、男性の店主さんがおられました。いろいろ話を伺いました。
「アンティークはいろいろな国から仕入れています」
「フランスや、スペイン。日本のものもあります」
「この長机にある8角形のお皿は、100年前に復刻されたフランス製のアンティークです。ということは、1800年代にデザインされたものが、1900年代に復刻され、それが今、ここにある。」
「あの壁のポスターにピカソが食事をしていますね。彼が使っているお皿が、これです」
「国内のものはぼくが足を運んで選ぶのですが、外国は、最近行けていません。知人から仕入れることが多くなりました」
「時間があれば、また行きたいですね。」
3階は倉庫
妻へプレゼント。日本製のはんこ入れ
4,500円のはんこ入れ。
カギ付きの、かわいいサイズ。
最近、どんどん彩度の低い色合いを好むようになってきている妻にプレゼントを購入しました。
2,000円ほどで、カギなしの同じサイズのはんこ入れもあったのですが、色合いや、長い目で見て使ってもらえるか、を考えて、こちらにしました。
喜んでもらえるかな。
簡素で気のきいた梱包
「プレゼント用に梱包していただけるでしょうか?なにも装飾がなくても大丈夫なので」
とぼくが言うと、店主さんは笑顔で言いました。
「わかりました。少しお時間をいただきますがよろしいですか?」
その間、2階には1組のカップル、1人の台湾人男性、3人の日本人女性がやってきては、去っていきました。
コーヒー豆は200g1,400円から
京都駅から近い
京都駅から歩いて10分もすれば到着する距離にあるお店。
ここ数年、京都駅の南北に、さまざまなタイプのお店が生まれています。
2000年代の左京区みたいに。
「これからはコーヒー豆の焙煎に力を入れていきたい」
リネンの服を着た、にこやかな店主さん。
北区の店舗では、これまで1kgの焙煎機で豆を提供してきたそうです。
1kgの焙煎機で3年間、コーヒー豆を販売。きっと一日中焙煎していたんだと思います。
そう思うと、1階の10kgフジローヤル焙煎機が、これからの京都のコーヒー生活を支えてくれる頼もしい存在に見えてきます。
1階のカウンターには、2人の女性店員さん。
お二人とも、このお店が好きなこと、誇りに思っていることが伝わってきます。
「まだ、オープンして3週間目なんです。でも1週間に2営業なので、今日が7日目の営業です」
この場所に、たくさんの人たちの尽力があったことと、想いが集まっているという静かな興奮が、どこからともなく感じられます。
7.建物の魅力
絵になる外観です。
絵を描きたくるような、美しい建物。
ふとウルグアイのことを思い出しました。
京都市に、また一つ、美しい場所が生まれました。