これは何か
宇宙史 – 地球史 – 人類史の早見表。
46億年前の地球誕生から、人類がコインを製造するまで。
目的
・西欧近代的倫理観と国家の認識を相対化し、自分で思考するため
・1000年という時間は長くないと認識するため
・自前の倫理を育てるため
参考資料
Wikipedia
137億年の概要
137億年前 ビッグバン→宇宙誕生
46億年前 太陽誕生→太陽系形成
冥王代 46-40億年前 月、地殻の誕生
45億年前 — 水の存在・化学進化・海の誕生
40-28億年前
– 最初の生命
– 後期重爆撃期
-40億年前 — 原始生命体 共通祖先
– 細菌・古細菌
-35億年前 — 最初の酸素
– ストロマトライト
-30億年前 — 光合成細菌
原生代 2500-635
-25億年前 – 大気中の酸素の大量発生
-20億年前 – 真核生物
-15億年前. – 最初の有性生殖
-10億年前 – 多細胞生物
-6億5000万年前 – 全球凍結(スノーボールアース)
-4億2000万年前 – 植物の上陸
-3億年前 – 菌類(白色腐朽菌)が登場
顕生代 6.35
– 古生代 541
– カンブリア紀 541
– オルドビス紀 485.4
– シルル紀 443.8
– デボン紀 419.2
– 石炭紀 358.9
– ペルム紀 298.9
中生代 251.902
– 三畳紀 251.902
– ジュラ紀 201.3
– 白亜紀 145
新生代(約6500万年前 – 現代)
– 古第三紀 66
– 新第三紀 23.03
– 第四紀 2.58
46-28億年:ハビタブルゾーン・ストロマトライト
137億年前 ビッグバン→宇宙誕生
46億年前 太陽誕生→太陽系形成
45億4000万年前(±5000万年)
– 地球誕生。
太陽系の隕石や月の岩石の生成年代から、この頃、原始地球が形成されたと考えられている。
水、アンモニア、メタンなどの水素化合物が凝集し固体となるのに充分な低温となる主たる恒星からの距離を凍結線と呼ぶ。
太陽系の場合、凍結線は約2.7AU。小惑星帯の辺りになる。
原始太陽系星雲内で凍結線よりも温度の低いところでは、降着による微惑星および惑星の生成が、これらの固体となった粒子によって起こりやすくなる。したがって、凍結線は惑星の質を地球型と木星型に分ける境界になる。H2O(水)が昇華する温度がおよそ170K。
凍結線の内側ではH2O(水)は水蒸気に、外側では氷になり、そのため凍結線の内側では地球のような岩石の惑星が形成され、その外側には氷の惑星ができる。
また、地球の形成位置は、後に生命を育むことができる液体の水を保持することができる『ハビタブルゾーン』に位置していた。
月の形成時期も、45億5000万年前とされる。
月の形成仮説の1つとして、地球に原始惑星が衝突して形成されたとするジャイアント・インパクト説がある。
地球が誕生して間もない45億4000万年前から44億4000万年前のマントルに由来する溶岩が、
カナダ・バフィン島とグリーンランド西部で見つかったと、米カーネギー研究所の研究チームが2010年8月『ネイチャー』に発表。
地球大気の歴史については、確証は得られていないが、以下のようなことが考えられている。
地球が誕生した46億年前頃の原始大気は、主にヘリウムと水素からなり、高温高圧だった。これは現在の太陽の大気と似た成分である。
これらの軽い成分は、原始太陽の強力な太陽風によって数千万年のうちにほとんどが吹き飛ばされてしまったと考えられている。
やがて、太陽風は太陽の成長とともに次第に弱くなってくる。
この頃には、地表の温度が低下したことで地殻ができ、地殻上で多くの火山が盛んに噴火を繰り返していた。
この噴火にともなって、二酸化炭素とアンモニアが大量に放出された。水蒸気と多少の窒素も含まれていたが、酸素は存在しなかった。
この原始大気は二酸化炭素が大半を占め、微量成分として一酸化炭素、窒素、水蒸気などを含む、現在の金星の大気に近いものだった。
100気圧程度と濃く、高濃度の二酸化炭素が存在した。地球が十分に冷却されていなかった時期の原始大気には大量の水蒸気が含まれていた。
44億年前 –
現在、知られている最古の岩石鉱物が現れる。
西オーストラリア州のジャック・ヒルズで発見されたジルコン粒子のうち最古の物(44億400万±800万年前)。
ジルコン粒子の中にダイヤモンドが含まれていることが、2007年に明らかになった。
このジルコン粒子年代値は、30億年 – 42.5億年前。
41億年前 – 38億年前
後期重爆撃期には、木星型惑星の移動による重力の釣り合いの変化(太陽系の形成と進化#惑星の軌道の移動を参照)によって、多数の小天体が内部太陽系に侵入。
それ以前の元々小惑星帯にあった物質が枯渇して現在の状態になった。
これが引き金となって、月に多くの衝突クレーターが形成され、地球・水星・金星・火星といった岩石惑星も多くの天体衝突を受けた。天体衝突に由来する月面の溶融岩石の大部分が、この短い期間に作られた。
40億年前 –
原始海洋ができた。
花崗岩(カナダ北部のアカスタ片麻岩)ができた。
プレートができた。
古い変成岩に含まれる堆積岩の痕跡などから、43 – 40億年前頃に海洋が誕生。
この海洋は、原始大気に含まれていた水蒸気が、火山からの過剰な噴出と温度低下によって凝結して、雨として降り注いで形成されたものであった。
初期の海洋は、原始大気に含まれていた亜硫酸や塩酸を溶かしこんでいたため酸性であったが、陸地にある金属イオンが雨とともに流れ込んである程度中和された。
ある程度中和されると二酸化炭素が溶解できるようになるため、大量の二酸化炭素を吸収していった。
地球全体は還元的な雰囲気下にあり、鉄は2価鉄のイオンとして溶解していた。
水蒸気が紫外線を受けて光分解することで酸素が生成されてはいたが、2価鉄が3価鉄への酸化により発生した酸素がすぐに吸収されたため、大気中にはほとんど残らなかった。
40億年前(±2億年)
– この頃、原始生命が誕生。
→ 生命の起源
38億年前 – 現在、知られている最古の堆積岩が現れる。
西グリーンランドのイスア地方(約38億年前)の表成岩やイサック片麻岩複合体など。
堆積作用があったことから、この頃には海が存在していた。
38億年前(±3億年) – 真正細菌(バクテリア)と古細菌(アーキア)の出現。 → 共通祖先。
共通祖先に近い原始的な生物は好熱性を示すものが多く見られる。
例えば、真正細菌の根に一番近いのは超好熱性水素細菌である。古細菌でも根に近いものは好熱性のものに占められている。
最も早い推計では、タンパク質アミノ酸配列の置換速度から、共通祖先は42億年前にいたとする研究がある。
35億年前 – 生物活動の化石証拠
地球上での最古の化石(西オーストラリア・ピルパラ地域からのバクテリアの化石)。
メタン生成の痕跡(西オーストラリア・ピルパラ地域から、同位体比率異常のメタン)
32億年前 – 光合成をする生物が現れる。藍藻(シアノバクテリア)。
ストロマトライトとして痕跡を残した。
ストロマトライトは藍藻(シアノバクテリア)の活動で形成された岩石。
また、これよりも古い時代とする説もある。遅くとも32億年前までには光合成をする生物が現れ、海中に酸素を供給しはじめた。
二酸化炭素光合成を行う生物が誕生すると、それらは二酸化炭素を酸素に変換するようになる。
さらに、二酸化炭素が生物の体内に有機物として蓄積されるようになり(炭素固定)、長い時間をかけて過剰な炭素は化石燃料、生物の殻からできる石灰岩などの堆積岩といった形で固定される。
28-7億年:シアノバクテリアの活動で海中の酸素量が増加・全球凍結
27億年前 – シアノバクテリアが大量発生。
この頃のシアノバクテリアの化石が大量に見つかっている。酸素の供給量が増加。
25億年前 – 縞状鉄鉱層が形成される。
シアノバクテリアの活動で海中の酸素量が増加し、海中の2価の鉄イオンが3価鉄に酸化して沈殿したため形成される。
縞状鉄鉱層の形成がおよそ19億年前まで続き、これ以後は形成されなくなる。
24億 – 22億年前
– 現在分かっている最古の氷期。
→ ヒューロニアン氷期
22億2000年前 – マクガニン氷河時代、全球凍結
20数億年前?
– 大気中の酸素の増加。酸素は初期の生物の大量絶滅と酸素を効果的に利用した生物のさらなる進化を導いた。
海中の鉄イオン濃度が低下。海中の鉄イオンが酸化し尽くされると縞状鉄鉱層の形成も停止し、余剰となった海中の酸素が大気中にも多く供給されるようになった。
大気中の酸素は紫外線と反応しオゾンをつくった。
酸素濃度が低かったころは地表にまで及んでいたオゾン層は、濃度の上昇とともに高度が高くなり現在と同じ成層圏まで移動した。
これにより地表に到達するDNAを破壊する有害な紫外線が減少し、生物が陸上にあがる環境が整えられた。
21億年前(±6億年)
– ミトコンドリア、葉緑体等に相当する生物と共生した真核生物の出現。
20億年前
– 現存する最古かつ最大の小惑星衝突
→ フレデフォート・ドーム
20億 – 19億年前
– 最初の超大陸(ヌーナ大陸)出現か?
大陸移動説によれば、大陸は数億年程度の周期で離散集合を繰り返していると考えられる。
この頃、ヌーナ大陸と名づけられた超大陸が出現した。
約20億 – 10億年前
– 酸素濃度が現代の1/100以上のレベルとなり大きくは増加しなかった。
約10億 – 7億年前
– ロディニア大陸誕生
10億 – 6億年前
– この頃、多細胞生物が出現したと考えられている。多細胞生物は原口 (生物学)の獲得により強力な捕食能を有するに至った。
8億5000万年前頃
– この頃の1年は約435日。ストロマトライトからの計測結果による。
→ ジャイアント・インパクト説
8億 – 6億年前
– 大規模な氷河時代であったとされる。
7億年前
– スターチアン氷河時代、全球凍結
6.5-3億年:エディアカラ生物群の出現と絶滅・植物の上陸・菌類の登場
6億5000万年前
– マリノアン氷河時代、全球凍結
全球凍結(スノーボールアース)仮説。
スノーボールアースの地理的な隔離の間、どのように捕食するか、どのように捕食から逃れるかの観点から多細胞生物は多様性を形成。
これが、エディアカラ生物群やバージェス動物群のような多様性を形成。
スノーボールアース終結からカンブリア爆発まで、少なくとも3200万年も経過している。
そのことから、その間、全地球的な捕食と被捕食の生存競争が存在した。
6億年前
– 酸素濃度が現代の水準に近づく。
6億 – 5億5000万年前
– エディアカラ生物群
大型の軟体性の生物群であるエディアカラ生物群は、地球全体が氷に覆われていた時期(スノーボールアース)の直後に出現。
その大部分がカンブリア紀の始まる前に絶滅。
バージェス動物群に見られるアノマロカリスやオパビニアなどの大型捕食動物の出現とともに、カンブリア爆発の際には、堅い外骨格をまとった動物が多く見られるようになった。エディアカラ生物群は、新たに出現した捕食動物に食い尽くされて絶滅したとも言われている。
約6億年前 – ゴンドワナ大陸がロディニア大陸から分裂
生命の多様化、カンブリア爆発
およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間 – カンブリア爆発と呼ばれる生物の多様化が起こる。
突如として脊椎動物をはじめとする今日見られる動物界のほとんどの門 (分類学) が出そろった現象である。
短期間(約1000万年の間)に生物の種類を多く増やした。この頃から多くの化石が発見されるようになる。
約5億3000万年前 – バージェス動物群、バージェス頁岩
三葉虫などの生物が現れる。
4億6000万 – 4億3000万年前 – 一時的な氷河期(アンデス-サハラ氷期)
4億3000万年前頃 – 生物の大量絶滅(オルドビス紀末)
6000光年以内で起こった超新星爆発によるガンマ線バースト仮説
5億年前 – 4億年前 – 二酸化炭素の濃度は現代の20倍程度
4億2000万年前 – 植物の上陸
4億年前 –
節足動物の上陸
アンモナイトが現れる。
北海道もアンモナイトの世界的な産地の1つ。約1億年前頃の化石が多く発見されている。
3億6000万年前 – 生物の大量絶滅(デボン紀後期)
寒冷化と海洋無酸素事変の発生
3億6000万年前 – 温暖期
氷河の消滅。
この頃、大森林が各地に形成され、石炭の元になったとされる。地質時代では石炭紀という名称がついている。
リグニンを含む樹木を分解する菌類が存在せず、石炭の原料が地表に積もる。
光合成により二酸化炭素が減少し温室効果が減少し寒冷化に向かい酸素濃度が増える。
3億6000万年前 – 脊椎動物(両生類)の上陸
3億5000万 – 2億5000万年前 –
大規模な氷河時代だったとされる(カルー氷期)。
過去10億年の大気中の酸素濃度の変化
3億年前 –
二酸化炭素濃度が現代の程度まで低下する。この前後寒冷化する。酸素濃度が最高の35%となる。
これ以降、リグニンを含む樹木を分解できる菌類(白色腐朽菌)が登場し酸素濃度が徐々に減少に向い、二酸化炭素濃度は増加に向かう。
昆虫が拡大。
ゴキブリもこの頃に出現。身近な生きている化石とされる。
爬虫類の出現
2.5億年-6550万年前:カンブリア紀生物種95%が絶滅・恐竜の出現と絶滅
2億5000万年前ごろ –
ローレンシア大陸、バルティカ大陸、シベリア大陸などすべての大陸が次々と衝突したことによってパンゲア大陸が誕生。
2億5000万年前 – 生物の大量絶滅(ペルム紀)。
地球史の中で何度か生じた生物の大量絶滅の中で最大とされる。
海生生物のうちの95 – 96%、全ての生物種で見ても90% – 95%が絶滅したとされる。
→ P-T境界、メタンハイドレートが大量に気化し酸素濃度が著しく低下
2億5000万年前 – 爬虫類から双弓類を経て進化した恐竜の出現。
中生代の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀を通して恐竜が繁栄。恐竜は気嚢をもち低酸素環境に対応できた。
哺乳類の祖先の横隔膜をもつ単弓類は低酸素環境に対応できずに衰退した
2億2500万年前 – 最古の哺乳類のアデロバシレウスの出現。
魚類、両生類、爬虫類、鳥類には4タイプの錐体細胞を持つもの(4色型色覚)が多い。
一方ほとんどの哺乳類は錐体細胞を2タイプしか持たない(2色型色覚)。
哺乳類の祖先は4タイプ全ての錐体細胞を持っていたが、初期の哺乳類は主に夜行性であったため、色覚は生存に必須ではなかったために退化。
2億2000万年前 – 生物の大量絶滅(三畳紀末)。
2億2000万年前 – マニコーガン・クレーターの形成。
カナダにある北アメリカ最大のクレーター(直径約100km)。
2億年前 –
酸素濃度が12%まで低下する。
二酸化炭素濃度は現代の数倍から10倍程度に増加する。
この前後温暖な気候が続く。
これ以降徐々に酸素濃度が上昇し、二酸化炭素濃度が減少。
2億年前 – パンゲア大陸の分裂がはじまる。
1億8000万年前 –
北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸へと分裂。
ゴンドワナ大陸はその後、西ゴンドワナ大陸と東ゴンドワナ大陸へと分裂
1億5000万年前 – 始祖鳥(鳥類の出現)。
1億4000万年前 –
白亜紀に入ると、西ゴンドワナ大陸はアフリカ大陸と南アメリカ大陸に分裂し、その間に大西洋が成立。
また、東ゴンドワナ大陸は、インド亜大陸及びマダガスカル島と、南極大陸及びオーストラリア大陸に分裂。
この分裂が、オーストラリア大陸でのその後の単孔類の生き残りや有袋類の独自進化につながる。
1億年前 恐竜の全盛時代
6550万年前 – 生物の大量絶滅(白亜紀末)。この頃、恐竜が絶滅。アンモナイトも絶滅。
隕石の落下による環境の激変を原因とする説が有力と考えられている。
→ K-T境界、チクシュルーブ・クレーター
6千数百万年前 – インド半島の大部分を占めるデカン高原は、膨大なマグマが噴出して形成。
6550-1160万年前:霊長類の出現・最後の生物の大量絶滅
約6550万年前 – 霊長類の出現。
約5500万年前に現れたアダピス類が初期の霊長類と考えられている。
これより前の約7000万年前に北米に出現したプレシアダピス類のプルガトリウス(英語版)を最古とする考え方もある。
霊長目でビタミンC合成能力が失われたのは約6300万年前であり、直鼻猿亜目(合成能力なし)と曲鼻猿亜目(合成能力あり)の分岐が起こったのとほぼ同時。
ビタミンC合成能力を失った直鼻猿亜目にはメガネザル下目や真猿下目(サル、類人猿、ヒト)を含んでいる。
ビタミンC合成能力を有する曲鼻猿亜目には、マダガスカルに生息するキツネザルなどが含まれる。
5500万年前 –
暁新世・始新世境界で突発的温暖化事件(en:Paleocene–Eocene Thermal Maximum)が発生。
新生代では最も高温の時代になった(始新世温暖化極大・始新世高温期)。
その原因として1500Gtのメタンハイドレートの融解などの温暖化ガスの大量放出があり、地表5-7℃の気温上昇の温暖化が起こった。
4500万年前 –
インド亜大陸が北上を続け、ユーラシア大陸に衝突し、ヒマラヤ山脈を形成
約4000万年前 – 南極大陸で氷河の形成がはじまり、徐々に寒冷化。
これ以前は非常に温暖な時期だった。 → 古第三紀、海水準変動
4000万年前 – 3000万年前
真猿下目の狭鼻下目(旧世界ザル)と広鼻下目(新世界ザル)が分岐した。
一説では、当時のアフリカ大陸で大きな洪水が起こり、倒れて流された大木に乗った真猿下目のサルが当時それ程広がっていなかった大西洋を越えて南アメリカにたどり着いて広鼻下目の祖先となった。
3000万年前
2色型色覚(赤緑色盲)に退化した哺乳類のうち霊長目狭鼻下目が3色型色覚を再獲得した。ビタミンCを豊富に含む色鮮やかな果実等の獲得と生存に有利だった。
2800万年から2400万年前
狭鼻下目のヒト上科(テナガザル、オランウータン、チンパンジー、ゴリラ、ヒトの共通祖先)がオナガザル上科から分岐。
同時にヒト上科で尿酸を分解する尿酸オキシダーゼ活性が消失した。
尿酸が直鼻猿亜目で合成能が失われたビタミンCの抗酸化物質としての部分的な代用となった。
2500万年前 – 最古の類人猿と思われる化石?
アフリカのケニヤで発見された。
約2500万年前 – アルプス・ヒマラヤ地帯などで山脈の形成がはじまる。
テチス海が消滅し、造山運動により隆起。
→ 新第三紀、Geology of the Himalaya
2000万年から1600万年前 – ヒト科とテナガザル科が分岐した。
約2000万年前 – 現存する最古の湖の形成。
バイカル湖、タンガニーカ湖。
→ 古代湖
約1800万 –
1700万年前のウマの化石が岐阜県可児市で1961年と1971年に発見されていた。
「アンキテリウム属」の1種で、和名「ヒラマキウマ」という。
日本最古とされていたが、アジアでも最古級であることが分かった。
1600万年前頃 –
大和三山の内の畝傍山や耳成山、また二上山もこの頃火山活動していた。
「ステゴロフォドン」の頭骨化石の一部が茨城県常陸大宮市で2011年12月に発見された。
約1500万年前 –
ヨーロッパに隕石が落下、クレーターを形成する。
現在のドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州にあるリース隕石孔、シュタインハイム・クレーター。
1400万年前 – ヒト科がヒト亜科とオランウータン亜科に分岐したと推定されている。
1300万年前 – この頃からヨーロッパ、南アジア、東アジアなどユーラシア各地にも類人猿の化石が現れる。
1160万年前 – 最後の生物の大量絶滅。原因は不明だが、落下地点は不明ながら隕石によるものとの説が提起されている。
1160-150万年前:人類誕生
1000万年前 –
約1000万年前にヒト亜科がヒト族とゴリラ族に分岐したと推定
1000万 – 500万年前 –
アフリカで大地溝帯(グレート・リフト・バレー)の形成が始まる。
人類誕生に大きな影響を与えたとする説がある。
約700万年前 –
ヒト族はヒト亜族とチンパンジー亜族に分岐したと推定
猿人の出現。直立二足歩行の開始。
700万 – 600万年前 –
現在最古の人類化石は、中央アフリカ発見のサヘラントロプス・チャデンシスとされている。
2002年に報告。
推定約600万 – 400万年前 –
琵琶湖の形成。
琵琶湖は世界に現存する湖の中では3番目に古い湖と考えられている。
370万 – 100万年前 – アウストラロピテクス(猿人)。最初の人類とされる。一定の道具使用した。
320万年前 「アウストラロピテクス・アファレンシス」登場
約250万 – 180万年前 –
この頃、石器の使用がはじまった。エレクトス原人が出現する(250万年前)。
丹沢山地の大爆発(約250万年前)面積1万1750km2、降下火山灰のみの体積は2.8km3を超え、火山爆発指数VEIは5。
オルドヴァイ文化、オルドワン石器
240万年前 原人「ホモ・ハビリス」
200万年前 「ホモ・エレクトス」登場
約200万年前 –
フィリピン海プレートに乗って移動してきた伊豆半島が北アメリカプレートに衝突し、富士山や箱根などの噴火の引き金になった。
180万年前 –
グルジアのクラ川下流の下カルトリ地方ドゥマニスィ(ドマニシ)で発見された化石は、ユーラシア最古の原人として知られる。
180万 – 150万年前 – アフリカの地を脱してユーラシア大陸の熱帯・温帯に拡散。
100-10万年前:現生人種「ホモ・サピエンス」がアフリカで登場
約78万年前 – 最新の地磁気の逆転。
地球磁場は10万 – 100万年ぐらいの不規則な周期で何度も逆転している。
この頃の逆転が直近のものである(ブリュンヌ期、約78万年前 – 現在)。
これより前の逆転は約250万年前(松山期、約250万 – 78万年前)。
なお、松山期には数回の地磁気逆転イベントが存在する(約100万年前のハラミヨ亜期など)。
概ね70万年前頃
この頃から10万年周期の気候変動が見られる。
約50万年前 – 北京原人。
約40万年前 – マンモスは、北東シベリアで誕生。
30万年前 「ホモ・ネアンデルターレンシス」
→2万7000前に絶滅
→約17万年間「ホモ・ネアンデルターレンシス」と「ホモ・サピエンス」は共存
約23万年前 – ネアンデルタール人の出現。
この頃、温暖期のピーク。
この後、緩やかに寒冷化へと向かい、14万年前頃に氷期のピークとなった。
約20万 – 19万年前 –
ホモ・サピエンス(現在のヒト)の出現。16±4万年前のミトコンドリア・イブの存在。
アフリカに出現、10万年前頃にユーラシア大陸にも拡大したと考えられている。
台湾沖で新たな原人の化石見つかる。見つかったのは下あごの骨の右半分の化石。
発見時期は不明だが、場所は台湾本島と澎湖諸島の間の海域。
19万5000万年前 現生人種「ホモ・サピエンス」がアフリカで登場
約15万年前 – マンモスがヨーロッパに現れた。
約14万年前 – 氷期(リス氷期)のピーク。
この後、急速に温暖化へと向かった。
約13万 – 12万年前 – 温暖期のピーク。
現在よりも温暖であったと考えられている。
この後、急速に寒冷化し、約11万年前頃から緩やかに上下を繰り返しながら徐々に氷期へと向かった。
約12万5千年前 – 初期のヒト属による火の利用
日常的に広範囲にわたって火が使われるようになったことを示す証拠が、約12万5千年前の遺跡から見つかっている。
約10万年前 –
マンモスはヨーロッパから北アメリカ大陸にまで生息分布を広げた。
マンモスは寒冷な草原での生活に適応していた。
10-2万年前:トバ火山・ホモ・サピエンスの出アフリカ・ネアンデルタール人の絶滅・最終氷期
11万年前 出アフリカ第一回:数千人・人口増加により食料を求める
→ネアンデルタール人による駆逐
9万年前:十分に現代的:言語・精神性・宗教・象徴思考・脳(1300ml)
約10万年前 –
現代人(ホモ・サピエンス)がアフリカを出て世界各地に拡がった(アフリカ単一起源説を裏付けるもの。7万年前との説(後述)もある。
ミトコンドリアDNAの分析では、現代人の共通祖先の分岐年代は14万3000年前±1万8000年。
8万1000年前 –
地球温暖化に伴う海面の急速な上昇が起こっていた。
国際研究グループが、気候変動に伴う氷床の拡大、縮小は今まで考えられていたよりも急速に起きる可能性があると発表。
約7万3000年前 –
スマトラ島のトバ火山の大噴火。スマトラ島のトバ湖はこの時の噴火によって形成されたカルデラ湖。
ここ10万年ほどでは最大級の噴火とされ、地球の気温が数年間3 – 3.5度低下した。
ヒトのDNAの解析によれば、7万年ほど前に人類の人口が1万人以下に激減。
遺伝的な多様性の多くが失われ、現在の人類につながる種族のみが残った「ボトルネック効果(遺伝子多様性減少)」があった。
これがトバ火山の大噴火に関連する。
→ トバ・カタストロフ理論
7万年前
ヒトが衣服を着るようになる。
ヒトに寄生するヒトジラミは7万年前に2つの亜種、主に毛髪に寄宿するアタマジラミと主に衣服に寄宿するコロモジラミに分岐。
ヒトの出アフリカ説
7万年前±1万3000年にヨーロッパ人と日本人の共通祖先が分岐。
6万or5万年前 出アフリカ第二回:独自の出エジプト→オーストラリアへ
約5万年前 – クロマニョン人。
約5万年前 –
隕石の衝突でバリンジャー・クレーター(アメリカアリゾナ州)が形成。
約4万年前 –
オーストラリアに人類が渡島したのは4万2000年 – 4万5000年前。
また、オーストラリア最古の人骨の年代はおよそ4万5000年前。
約3万年前 – ネアンデルタール人がこの頃絶滅。
最古の洞窟壁画
現在知られている古いものでは、南フランスのショーヴェ洞窟壁画(約3万年前?)がある。
また、ラスコー(約1万8000年 – 1万6000年前)、アルタミラ(約1万4000年 – 1万3000年前)など多くの洞窟壁画がある。
4~3万年前 「ホモ・サピエンス」が南北から日本列島へ
約3万 – 2万年以前 –
モンゴロイドがアメリカ大陸に渡る。
氷河期の時代にベーリング海峡は地続きになっていた。
この頃、ユーラシア大陸から無人のアメリカ大陸に人類が移り住んだ。
約1万年前頃までには、南アメリカ大陸の南端地域まで到達。
→ アメリカ州の先住民族参照。
2万6500年前頃 – タウポ湖が大爆発を起こす(VEI8)。
2万5000年前頃 – 姶良火山が大爆発を起こす(VEI7)。
約2万年前 – ウルム氷期(最終氷期)のピーク。
気温は年平均で7 – 8℃も下がった。
そのため地球上で氷河が発達し、海水面が現在よりも100mから最大で130mほど低かった。
その後、温暖化と寒冷化の小さな波をうちながら、長期では徐々に温暖化に向かった。
2万年前 最終氷期→温暖な時代へ
1.8万年前-:農耕出現・組織的宗教システムの形成・コイン誕生・キリスト誕生
BC670、リディア王国(現トルコ)にて、史上最初のコイン「エレクトロン貨」が製造される
約1万8000年前 –
日本海に津軽海峡を通って寒流である親潮が流入し、この影響で朝鮮海峡あるいは対馬海峡から表層水が流出。
約1万6500年前 –
青森県外ヶ浜町にある大平山元I遺跡から土器、石器が出土。
AMS法による放射性炭素年代測定法の算定による。
約1万6000年前 – 東南アジアにあったとされるスンダランドが、海面上昇により徐々に後退。
海面の上昇により、他にも、アラスカとロシアの間にあるベーリング海峡(氷期には陸続きだった)の海没や、大陸と地続きだった日本も徐々に島化が進んだ。
約1万4000 – 約1万年前 –
この頃までにヒトがイヌを飼い慣らしたと考えられている。
1万4000年前 アメリカ大陸へ到達
約1万3000年前 –
日本列島が大陸から完全に離れ、ほぼ今の形を整えた。
マイナス約60mの宗谷海峡が海水面下に没した。
対馬暖流は一進一退を繰り返しながら日本海に流入していき、約1万から8千年前の間に、現在と同じような海洋環境になった。
約1万3000 –
1万年前、温暖化が進行しつつあったが寒冷気候に戻った時期である。
グリーンランドの氷河に彗星からの隕石が衝突したのが原因という説も。北ヨーロッパなどでは「新ドリアス期」と呼ばれている。
約1万2000年前 –
この頃は、こと座(七夕の織り姫星付近)が北極星だった。
この頃アメリカ大陸に人類が移動。
地球の歳差運動により、北極星は25,920年周期で変化している。
約1万2000年前 –
ナイアガラ滝の形成がはじまる。
解凍した氷河の水で滝の形成がはじまった。
初期の滝は現在より10kmほど下流にあり、年1mほどのペースで後退しながら現在の姿となった。
約1万2000年前 –
イスラエルのヒラゾン・タクティット洞窟遺跡で農耕開始以前の人々が宴会を開いていた証拠が見つかっている
1万2000年前 縄文時代
1万年前 気候の長安定期が始まる
1万数千年~8000年前
農耕:数千年の移行による
農耕出現直前の世界の人口:600万人
約1万年前 – この頃、最後の氷期(最終氷期)が終わったとされる。
約1万年前 – この頃、ヨーロッパ中部の火山活動が終息へ。
アイフェル高地(ドイツベルギー)や中央高地(フランス)の火山活動がおおむね終息。
ピュイ=ド=ドームは約8,000年前まで活動を続けた。
1万年前 イスラエル・レバント→キプロス・ギリシャ・ヨーロッパ南東部
9~8千数百年前 農耕の黎明期+組織的宗教システムの形成期
8400年前 黒海の洪水:農耕民の大移動
→ヨーロッパ全体へ
→この時点の世界の人口:500~2000万人
前8800年頃、人類が最初に精錬した金属は、銅だった。
銅製の小玉がイラクから出土しており、最古の銅製品と言われている。
農耕革命(農耕の開始)
人類史上、重大な事件の1つとされる。この時期より主に磨製石器が使われたことから新石器革命(新石器時代)とも。
Bc7600 最古の街「イェリコ」誕生:ヨルダン川西岸
Bc7000 長江周辺:稲作の開始
前5300年頃(calBC、暦年補正) –
鹿児島南方の鬼界カルデラで大噴火。
日本周辺でここ1万年間の火山活動の中では大規模なものとされている。
→ テフラ参照。
5000年前 ヨーロッパの大部分に農業が広がる
約4000年前 –
地球上で最後まで生き残っていたマンモスの化石がロシア国内の北極海の島(ウランゲリ島)で見つかっている。
前5000年 – 前3000年頃 –
完新世の気候最温暖期。
この頃、海面は現在よりも数m(4mから10mまで諸説あり)程度高かった。
→ 海面上昇、縄文海進。
前3000年頃(5000年前)初期の文明が現れる。
古代エジプト文明、メソポタミア文明
人為による環境破壊が少しずつ表面化。塩害、塩類集積、森林破壊、レバノン杉など
紀元前後 古代ローマ、漢などの古代帝国が出現。
Bc3200 メソポタミア文明、エジプト文明(~bc700
Bc2500 楔形文字・貨幣のもとの発明、エジプトでピラミッドの登場
Bc2300 インダス文明(~bc1700)
Bc2000 古バビロニア王国(~bc1595)、黄河文明:「甲骨文字」の誕生
Bc1500 アーリア人:ガンジス川域で灌漑農業の開始、王朝成立
Bc1300 アッシリア帝国がバビロンを征服
Bc1000 バラモン教の成立
1万年前 イスラエル・レバント→キプロス・ギリシャ・ヨーロッパ南東部
9~8千数百年前 農耕の黎明期+組織的宗教システムの形成期
8400年前 黒海の洪水:農耕民の大移動
→ヨーロッパ全体へ
→この時点の世界の人口:500~2000万人
5000年前 ヨーロッパの大部分に農業が広がる
Bc7600 最古の街「イェリコ」誕生:ヨルダン川西岸
Bc7000 長江周辺:稲作の開始
Bc753 古代ローマ建国
BC670 史上最初のコイン「エレクトロン貨」製造:リディア王国(現トルコ)
BC300 弥生時代:稲作の開始
BC550 アテナイのコイン:史上初の国際貨幣
BC483 ラブリオ銀山発見→アテナイコイン大量増産
Bc27 ローマ帝政開始
BC4 イエス・キリスト誕生
コイン誕生以後
中世は比較的温暖な時期だったとされる。
→ 中世の温暖期。
14世紀半ば – 19世紀半ば –
小氷期とされる。
16世紀半ば – 17世紀初頭 –
太陽黒点の活動が低下(マウンダー極小期)。
最近のものでは、もっとも活動が低下した時期とされる。
18世紀後半 –
ヨーロッパで産業革命が起こり、エネルギーの大量消費時代がはじまる。
1908年 ツングースカの天体衝突
シベリアのツングースカで彗星か隕石と思われる天体が落下し、大爆発を引き起こした。
近年の天体衝突では比較的大規模なもの。仮に数時間ずれていたら、ヨーロッパに落下していた。
1930年代 – 温暖期があった。
20世紀 –
科学技術の発達
人口の爆発的増加
1980年頃から30年でおよそ30億人増加。2013年1月時点の米国勢調査局と国連データの推計によると70億8800万人
世界大戦
環境破壊
地球温暖化
資源枯渇の懸念
21世紀 –
新エネルギーの開発と実用化。
IT、バイオ技術の発展。
多極化する世界。