叱らない子育て アドラー心理学(岸見一郎)

子どもの行動を理解する

・問題行動の原因は愛情不足ではない
 ・力ずくで解決しようとしても、同じことが繰り返されるだけ。
 ・子どもが反抗するのは親が上に立って、叱り、命令し、支配しようとするから

・反抗期はない。反抗させる親がいるだけ
子どもは、きちんと言葉で主張することを学ばなければならない

・子どもの問題行動の目的:「親の注目を引くこと」
・問題行動には、必ず「相手役」がいる
・「相手役」の感情を知れば、子どもの行動の目的がわかる
・「怒り」:×抑制不能 ○子どもにいうことを聞かせるという目的で作るもの
怒りの目的:子どもをコントロールすること

子どもを叱らない

・子どもはいつも、「親に注目されたい」と思っている
・たとえ叱られても、自分に注目してほしいと思うようになる
・叱っているからこそ、子どもは問題行動をやめない
・叱ることは、即効性があっても、問題行動は繰り返される
・子どもが「適切なこと」をしていても、親は「当然だ」と思って注目しない
・子どもは親に「注目されよう」として、問題行動を始める

・叱られる→大人の顔色を伺う→叱らない大人を見くびる→大人の顔色で態度を変える→「自分の行動が適切か」自己判断ができなくなる

・叱られる→大人の顔色を伺う→叱られることを恐れる→消極的になる→積極的に自分から何かをしようとしなくなる

・叱られる→失敗を恐れる→自分の判断で、積極的に、「自分が正しい」と信じなくなる

・不足や失敗を指摘・批判されると、子どもは「批判された」と感じる
  →消極的になり、失敗を避けるようになる

・怒り:人と人を引き離す感情
・叱る→距離が遠くなる→いうことを聞かない→子どもを援助できない
大人が子どもを「対等に見ていない」からこそ、叱ったり辱めるような言葉をいう
・叱られる→萎縮→「結果出すこと」にだけ注目→楽しむことができなくなる

・子どもを追い詰めず、逃げ場所を残しておく
・子どもは、叱られたことを理由にして、自分の課題に取り組まなくなる
・叱っても、「どうすれば・何と言えばよいか」を教えないと同じことが繰り返される

子どもに「感情的にならずにすむ方法」を伝える→行動が変わる
「~してくれませんか?、~してくれると助かるんだけど、~してくれるとうれしいんだけど」という疑問文・仮定法を使い、相手に断る余地を残す
・「~しなさい」「~してください」では断る余地がない
・「いや」と言えない人は、感情的に反発する

子どもと大人は対等:命令はできない。大人も子どもにお願いをする
・自分で失敗の責任を取る

1.原状回復
  「どうしたらいいかわかる?」→「雑巾で拭く」→「じゃ、拭いてね」
2.話し合い
  「これから、ミルクをこぼさないで飲むためにはどうすればいいと思う?」
   1.原状回復
   2.話し合いをすれば、叱る必要はない
3.謝罪
  怪我をさせた場合
   原状回復:治療or治療中に手を握り、励ます
   ×威圧的な態度
   ○毅然とした態度
   他者に迷惑を及ぼすこと:威圧的な態度でなく、ただ言葉でやめるように言う

子どもを褒めない

・適切な注目:かまってもらいたくて泣いていても、そのことに注目しなければ、子どもは泣き止む。不適切な面でなく、適切な面「生きてて良かった」に注目する

・いつも必ず問題を起こしているのではない。親は、問題を起こさないときを注目していないだけ。

・褒められて育った子1:褒める人がいなくなれば、適切な行動をしなくなる
・褒められて育った子2:親の期待の結果が出なければ、課題に挑戦しなくなる 

・注目や褒めがなくても、自分の行為の適切性を自分で判断できるようになってほしい

・褒める:能力がある人が、上から下に向かってくだす「評価」の言葉
・前提は縦関係:相手に能力がなく自分より下と思っているから褒めることができる

・同じではないが対等:知識・経験・責任のサイズも同じではないが、人として対等
・子どもと対等だ、とわかり、子どもを尊敬、全幅の信頼で接すれば、叱らなくてもいいし、おだて、褒める必要もない
・×評価
・○喜びの共感「楽しそうだね」子どもの様子に反応する

子どもを勇気づける

・勇気づける:子どもが自分の人生の課題に取り組めるよう援助する
・人生の課題:人間関係
  対人関係を避けることなく、そこに入っていけるよう援助すること

・自分を好きでなければ幸福になれない
・自分に価値があり、自分が好きと思えるときだけ「課題」に取り組む勇気を持てる

・深い人間関係に入る事ができなければ、生きる喜びも得ることはできない

・短所を長所に置き換える→自分に価値があり、自分を好きになれる
・「こんなわたしでも役に立てている」と思える時、自分に価値があり、好きになれる
   →そう思えるように、子どもに「ありがとう」「助かった」と言葉をかける

・「ありがとう」と言う理由:子どもに貢献感を持って欲しいから
・存在・生きていること自体が、すでに親や周りに貢献していることを教えたい

・引き算ではなく加算:生きていることをゼロ。何でも+として加算し子どもをみる
・生きていること=貢献

・普通であることの勇気
 →出発点として今の自分がそのままで貢献していると思って欲しい
  →自分について基本的な信頼感を持ってもらう

・自己受容:ありのままの自分を受け入れること
  →子どもが親の理想とは遠く離れていても気にならなくなる

・自己肯定:自分の考えを思い込もうとすること

子どもの自立を助ける

子どもとよい関係を築く

新しいコンテンツを受け取るための登録はこちら。

詳細は、プライバシーポリシーをご覧ください。