2017-2027年:エジソン・フォード境界を超え、カリフォルニア帝国による搾取が終わり、自動化・分散化・経済システムの変化が進む

近代の産業革命とタイムマネジメント

タイムマネジメント:時間を同期して、労働力の単位で区切っていく
 軍隊:
 工場:
  →大量生産方式
   →紋切型教室(劇場型教室)
    →紋切製品
     →マスコミ→「映像の世紀の大衆」

近代が定義する標準的人間

・フランス革命
  人権
  人格
  個人
   →近代的人間による生産性の高い社会(角砂糖の角を揃えたような人間)
   →「人間を標準化する」という発想
    →のちに、反応としてのLGBTQを生む

戦後日本の高度経済成長3点セット

1. 均一な教育 2. 住宅ローン 3. マスメディアによる消費者購買行動
 工場:
  →大量生産方式
   →紋切型教室(劇場型教室)
    →マスメディア
     →大量生産方式の強化
      →工業デザイン
       →消費者行動
        →消費社会(投資→生産→販売→回収)

20世紀を作った2人とエジソン・フォード境界

エジソン:電気製品
フォード:自動車
 →最高到達点:エジソン・フォード境界
  →SONY
  →Apple

2017-2027年、マス体験の存在様式はカスタマイゼーションされる

1. 体験の自動化:人間の能力を拡張する技術

 空間ホログラム  MR  VR  自動運転技術  カスタマイゼーション


2. 3次元化と生産の個別化:個別製造技術

3Dプリンティング  →個別化した製造方法 人の存在しないCAD設計  →人工知能  →最適化計算

3. 機械化:制御・最適化できる

 グラスウェア  ロボットアーム  自動運転  聴力  パワーアーム

4. 省人化

 サポートテクノロジー
 プリンティングテクノロジー
 トークンエコノミー

エジソン・フォード境界を超え、個別化・多様化が始まる

統計的なコンピューター処理が、エジソン・フォード境界を超える 結果、個別化・多様化が始まる

カリフォルニア帝国による搾取の終わりと、2017-2027年に起こる変化

カリフォルニア帝国による搾取

現在、ソフトウェアのプラットフォームが、カリフォルニア帝国(Google,Apple,Amazon,Facebook)に取られてしまった

2017-2027年に起こる変化

カリフォルニア帝国による搾取は、以下の2017-2027年に起こる変化によって、終わる
・自動化
・分散化
・経済システムの変化

自動化・分散化・経済システムの変化がもたらすもの

・人間を標準化するという発想への変化
 →LGBTQ
 →ダイバーシティ
 →マイノリティ}
 →生得者/健常者

・近代というマス世界(1:N) の終わり

・現代という多様世界(N:N)の始まり
 →技術のオープンソース化
 →それをパーソナライズすること

・課題の変化
 →コモディティ課題の陳腐化
 →個別的・逐次的・社会的課題の多様化
  →人と違うことをする
  →競わない

近代的人間像の終わり

近代的人間像:国家から定義される個人 近代的人間

・自分とは何か
・主体とは何か
・機械 vs 人間
・時間単位の生産社会

近代的人間からデジタルヒューマンへ

デジタルヒューマン:ナウイスト(わらしべ長者)

今やるべきことをやらないとダメ
・逐次的
・打席に立つ
・泥臭い作業
・近代的人間とは、タイムスパンが全然違う

人類のよさ

人類のよさとは、モチベーション リスクをとる
機械はリスクを取らない

・教育→文化資本の格差→モチベーション格差

日本社会の人口減少と高齢化

人口減少と高齢化はチャンス

1. 自由化・省人化による打ち壊し運動が起きないから

2. 輸出戦略:人口減少と高齢化に対応した新しい技術を輸出できる(逆タイムマシンビジネス)

  →機械化への教育投資が大切